MINOLTA ROKKORレンズ探しのため、リサイクルショップを回っていると陳列棚の上に置かれた望遠レンズTAMRON Adaptall-2 SP 60-300mm F3.8-5.4 (23A) と言うフィルム時代の古いレンズを見つけました。マウントを見るとNikonマウントのようです。
レンズを良く見ると、TAMRONのアダプトールⅡマウント交換式のレンズでした。このアダプトールⅡレンズは、アダプトールⅡというシステムでマウント交換式のレンズです。
NIKONやMINOLTAなどのマウントに対応するためのアダプトールⅡ交換マウントが提供されています。
レンズに装着されていたアダプトールⅡ交換マウントは、NIKON用でしたが、MINOLTA用のアダプトールⅡ交換マウントがないか探してみるとボックスの中にMINOLTA用アダプトールⅡ交換マウントがありました。
試しにNIKON用を外して、MINOLTA用交換マウントを取りつけてみると問題なく取り付けることができました。
TAMRON Adaptall-2 SP 60-300mm F3.8-5.4 (23A)の販売価格を確認すると千円。minolta用のアダプトールⅡ交換マウントはジャンク品で50円で良いとのことでした。
レンズの写りは、良く分からないため、ダメ元で購入し帰宅しました。
帰宅後、ネットで調べて見ると焦点距離:60-300mm、開放F値:3.8-5.4、レンズ構成:11群15枚、最短撮影距離:1.9m、重さ:926g、発売時期:1983年、定価:69,000円と高級感もあって、写りの評判は良いようです。
重さがあるので、普段使いは難しそうです。
手振れ補正が効かない為、手持ちでは、厳しいと思いますが、先日、購入したMINOLTA ROKKORレンズにおまけでついていたTAMRON TELE CONVERTER(テレコンバーター) MC7を取りつけるとAPS-C換算900mmの超望遠レンズとして使えそうです。
さらに、マクロ機能が付いていて、最大撮影倍率:1:1.55 のマクロ撮影ができるようです。
マクロ撮影から望遠まで、様々な場面で使えそうです。
早速、MD⇒MAマウント変換アダプタを取りつけたSONY α55に付けて、テスト撮影してみました。
マクロ側に合わせると被写体から数センチとレンズがぶつかるくらい驚くほど寄れます。
しかし、残念なことに前玉から2群目あたりのレンズにカビと思われるものが、付着していて撮影にも影響がありそうな状態です。
レンズを見ると、カニ目レンチがあれば、それほど難しくなくレンズを外して清掃ができそうです。
翌日、カメラ店でカニ目レンチがないか探しましたが、店頭で販売している店はありませんでした。
Amazonでレビューの良さそうなカニ目レンチを注文し、2日程で届きました。
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カニ目レンチを使って、前玉を回すと簡単に前玉を外すことができました。
2群目レンズの裏側にカビが付着しているようです。
さらにカニ目レンチを使って、2群目レンズを外します。
2群目レンズも問題なく外すことが出来ました。
レンズクリーナーでレンズを清掃。
気になっていたカビを綺麗にすることが出来ました。
組み立て後、試し撮りをすると無限遠からマクロまで問題なく、撮影できるようです。
清掃して綺麗になったので、アダプトールⅡレンズの中でも評判の良いこのレンズ、使い込んでみたいと思います。