MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 初期型

MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 初期型

1985年にMINOLTA α-7000が発売された翌年、1986年に発売された初代「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6」

通称 茶筒「MINOLTA AF ZOOM 70-210mm F4」を一回り大きくしたデザインのレンズです。

所持している300mm望遠レンズ「MINOLTA AF ZOOM 100-300mm F4.5-5.6」「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 DVII」「SONY 75-300mm F4.5-5.6(SAL75300)」と撮り比べて見ると30年以上も前に発売された初代「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6」が1番良い写りをするレンズです。

ちなみに手持ちの「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 DVII」の光学は、「SONY 75-300mm F4.5-5.6(SAL75300)」に引き継がれているのか、ほぼ同じような写りをします。

初代「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6」のスペックは、レンズ構成 11群13枚、絞り羽根 9枚、最小絞り F32-38、最短撮影距離 1.5m、フィルター径 55mm、価格 87,500円、重量 約865g、焦点距離 75-300mm(APS-Cでは、112.5-450mm)でMINOLTA開発陣が気合を入れて作ったと云われるレンズです。

雨が降る日に30メートルほど離れた外灯にとまっていたカモメを写した写真です。
雨にうたれて

顔をトリミングすると頭に付いた水滴が確認できます。

「SONY 75-300mm F4.5-5.6(SAL75300)」は、パープルフリンジが出るレンズですが、この初代「MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 初期型」は、APOレンズのようにパープルフリンジはあまり出ないレンズだと思います。

写真に立体感があって、開放からシャープに写ります。
古びたハンドル

ボケは少し煩い感じはしますが、望遠レンズらしいボケ味も綺麗に出るレンズだと思います。
ホイ

桜開花④

青みが強い写真が撮れるレンズです。
屋根瓦

空を背景に入れると青さが強調される感じがします。
桜開花②

テレ側で撮っても開放からシャープに写り、遠くのものを切り取ることができると思います。

重量が約865gと重さがあって、しっかりと構えることができるので、ボディの手振れ補正と組み合わせると手持ち撮影でも手振れは少ないと思います。
半月

α550に取り付けると迫力があるレンズです。

MINOLTA AF ZOOM 75-300mm F4.5-5.6 初期型

レンズが長く、取り回しの良さや手軽さからすると「MINOLTA AF ZOOM 70-210mm F4」に軍配があがりますが、オールドレンズらしい味のある写真が撮れるので結構気に入って使っています。
一凛の花

初代ミノルタ75-300mmは、当時高価なレンズでしたので、玉数は少ないと思いますが、状態の良いレンズを見つけたら手に入れておいて、損の無い写りをするレンズだと思います。