MINOLTA ROKKORレンズ探しのため、リサイクルショップを回っていると陳列棚に置かれたMINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7と言うフィルム時代の古いレンズを見つけました。
フィルム時代のオールドレンズを使って、マニュアル操作でデジタル写真を撮る面白さに気づくきっかけとなった「MINOLTA MC ROKKOR PF 50mm F1.7」より、さらに古いミノルタ ロッコール(MINOLTA ROKKOR)レンズです。
カビ有と記載されたジャンク品でしたが、レンズを見ると、カビは見当たりません。
何故、カビ有のジャンク品?と思いながら、購入して持ち帰ることに。
家路について、試し撮りをしようとしたところ、よく見ると絞り羽根に油が回って、絞り羽根が上手く閉まらないないようです。
絞り羽根を最小絞りに合わせても、絞り羽根がゆっくり閉まって、F値4~5.6くらいまでしか絞り羽根が動きません。
ジャンク品の理由は、絞り羽根にあったようです。
後悔しながらもこの「MINOLTA MC ROKKOR-PF 55mm F1.7」の素性を調べてみました。
レンズ構成 5群6枚、絞り羽根 6枚、最小絞り F16、最短撮影距離 0.55m、フィルター径 52mm、価格 14,800円、重量 約224g、焦点距離 55mm、35mm換算でAPS-Cでは、82.5mm、マイクロフォーサーズでは、110mmの単焦点レンズです。
発売された時期は、1966年と50年以上も昔に発売されていたオールドレンズです。
写りの評判はまずますのようです。
ダメ元で絞り羽根を清掃して見ることにしました。
まずは、ゴム製のレンズオープナーで銘板を外して見ます。
少し力を入れて半時計周りに回すと銘板が外れました。
銘板を外して、ネジを3つ外すと、ユニットになったレンズを外すことができるようです。
ネジを3つ外しました。
カニ目レンチを使って、ユニットになったレンズを外します。
レンズを外すと、絞り羽根にアクセスできるようになります。
これ以上分解すると元に戻せなくなるため、この状態で綿棒で絞り羽根を清掃することにしました。
揮発性制のアルコールを吹きかけて、綿棒で絞り羽根に付いた油をふき取ると、絞り羽根が正常に動作するようになりました。
後玉も簡単に外せるので、後玉のレンズユニットも外して、両面から清掃しました。
もと通り、組み立てる際に、レンズを軽く拭いて、綺麗にしようとしたところ、コーティングが弱いのか、レンズに拭き傷が少しついてしまいました。
近日中に試し撮りしてみたいと思います。